2025/09/05
まだまだ残暑厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。暦上では秋ではあるものの日中は危険を感じるほどの暑さを感じますね。
こんな暑さの中ではございますが、昨日人生で初めてディズニーに行ってきました。ディズニーの世界観に感動してしまったので、今回はディズニーの世界観やデザインについて書いていこうと思います!
今回私が訪れたのは「東京ディズニーシー」の方です。東京ディズニーシーは、東京ディズニーリゾートの2つのパークのうちの一つで、2001年にオープンしました。「海」をテーマにした世界で唯一のディズニーパークで、7つのエリアがそれぞれ異なる港町や冒険の世界を再現しています。
ランドが「おとぎ話や夢の世界」を楽しむパークだとすれば、シーは「世界の港を旅する冒険の世界」。歩くだけでイタリアの港町に迷い込んだり、南米のジャングルを探検したり、アラビアンナイトの街角を歩いたりするような体験ができます。
一歩足を踏み入れると、建物の細部や音、匂い、光の演出まで、すべてが「その場所に本当にいる」かのように感じさせてくれるのが、ディズニーシーの大きな魅力です。
ディズニーシーは7つの“テーマポート”に分かれています。それぞれが世界の港町や物語をベースにしていて、歩くだけで「旅行気分」になれるのが特徴です。例えば、
イタリアの港町をモデルにしていて、ホテル・ミラコスタの外壁もその一部。外観の窓の多くは“だまし絵”で、本物に見えるように描かれています。
1900年代初頭のニューヨークと小さな漁村ケープコッド。看板のフォントやレンガの色まで、当時の雰囲気を忠実に再現しています。
『アラジン』の世界をベースにしたエリア。タイルや建築様式は、イスラム建築を研究して作られており、曲線や幾何学模様が多用されています。
このように、1つ1つのエリアが「本当にそこにあるかのように」作られています。
ディズニーシーの建築は、わざと“古びて”見えるように作られています。例えば、
ペイントで描かれたもので、雨風にさらされたように見せている。
実際は塗装で表現された“フェイク”。
新しいのに、数十年経過したように仕上げられている。
これを「エイジング加工」と呼びます。実際の都市を取材し、時間の経過をどう建物が“刻む”かを研究しているんです。だから、写真を撮っても「本物の街みたい」に見えるわけです。
ディズニーシーは「耳」と「鼻」でも楽しめる場所。例えば、
カモメの鳴き声や波の音。
ジャングル特有の虫や鳥の声。
香辛料をイメージした香り。
これは「BGM」だけでなく、環境音や匂いをプログラムして流しているんです。気づかない人も多いですが、無意識にその場に“没入”させるための仕掛けなんですね。
ディズニーシー全体をつなぐ“秘密のキーワード”があります。それが S.E.A.(Society of Exullorers and Adventurers) という架空の探検家組織。例えば、
実は全部、この「S.E.A.」の物語と関係しているんです。こうした“バックグラウンドストーリー”を知ってから歩くと、ただの建物やレストランも全く違って見えます。
ディズニーシーは、一日を通して“二度おいしい”パークです。
昼は青空の下でにぎやかな港町や冒険の雰囲気。
夜はライトアップされ、落ち着いた大人っぽいリゾートに。
時間によって雰囲気が変わるので「同じ場所でも別の国に来たみたい」に感じられるんです。
ディズニーシーは、アトラクションを楽しむ場所であると同時に、デザインや演出そのものを楽しむテーマパークです。
もし訪れる機会があるときは、建物のリアルさ、聞こえてくる環境音、匂いの違いなどに注目してみてください!
(タカハシ)
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