2022/10/21
先日、パッケージデザインに関する興味深いツイートが話題になっていました。
3年目で早くも年商190億円と話題のLiquid Death。デスメタルバンドのようなデザインの缶で、中身は100%水。これが今アメリカ中のスーパーや、意外にもフェスやクラブでも売れているらしい。
「バーやクラブで飲んでてもダサくない水」というパリピのニーズに気づいた創業者すごすぎ。 pic.twitter.com/HM1ofATEEf
— 長谷川 浩之 | Hiro Hasegawa (@hiro_hsgw) October 4, 2022
どう見てもビール缶のようですが、中身はオーストリア産の「アルプスの天然水」だそうです。
日本でもノンアル飲料が多く発売されていますが、お酒に似せた味が苦手だと結局ソフトドリンクを選ぶことになるんですよね……。
Liquid Deathは日本で未発売なので、かっこいい缶で呑みの場の雰囲気を壊さずお水が飲めるなんて羨ましいです。
公式サイトもゲインロス効果バッチリな見た目と中身のギャップが魅力的です。
「Death to Plastic(プラスチックの死)」とデスメタル全開のロゴがトップを飾るページでは、Liquid Deathが行っている環境保全活動について書かれています。
パッケージが缶である理由は見た目のカッコ良さだけでなく、「地球に優しい」理由があったんですね。
個人的には、ファンクラブ登録が「SELL YOUR SOUL(魂を売る)」と悪魔の契約っぽくなっているのが雰囲気づくりの細かいところまで手を抜いていなくてグッときました。
日本で健康や環境のためのデザインや広告を出すとなると、そのままヘルシーで品行方正なイメージを打ち出すことが多いですが、しっかりとニーズを見極めれば冒険するのもアリなんだと勇気をもらえますね。
(川原)
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